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ご挨拶

関東地区整形外科勤務医会の発展

茅ヶ崎市立病院 秋山典彦

 日本の医療は今大変革の時期を迎えています. この変革は政府の医療費削減政策にもとずき外から急速に進められてきています.21世紀は病院淘汰の時代と言われています.
 日本の医師の65%は勤務医です. 開業医は医師会という大きな組織のなかで政治的発言力を持っています.われわれ勤務医は組織がなく発言する場も限られています.
 医療費削減政策の厳しい現状のなかで勤務医の離職が増加してきています.このままでは勤務医の健康を維持し誇りを持って仕事を継続する事はますます困難となっていきます.
 医学医療がどんなに進歩発展しても安全に効果的に効率的に患者さんへ提供されなければ意味がありません.勤務医の抱えている問題は国民ひとりひとりの問題でもあります.
 勤務医が主体的に活動していく組織の拡大と充実が重要課題です.
 関東整形外科勤務医会は会報第55号で関前会長が述べていますが参加型ネットワ−ク組織です.組織のメンバ−はそれぞれ固有の目的を持っていますが勤務医会は常に新たな問題を提起しその解決へのアクションを会員に呼びかけ問題解決能力のある組織として発展していかなければならないと考えています.20年間の歴史のある関東地区整形外科勤務医会がさらに発展するように頑張っていきます.会員のみなさまの御協力をお願いします.